◆コブの形状について:
●冬季のお椀形のコブではなく、波形のうねりコブ=ウェーブだ
●波形コブ(通称階段コブ)は、スキーシーズンでは通常、同一ライン上を多くの人が滑ることにより、エッジングのかかる谷部分が深く削られさらにお椀形のコブの形も崩れ、山と谷部分のみが成長していく形状。谷部分が極度に強く削られていくと、滑りにくく(吸収幅が大きすぎる)モーグルが苦痛になる。ところが波が適度な大きさの場合、技術習得に有効なトレーニング器機に変身するわけ。
●冬季の場合、モーグルコースとなる斜度は、通常30度程度の急斜面をイメージしており、当然、テクニカルなコースのため、上級者スキーヤーのみのステイタスの場所となっている。過去、コブ斜面はこの限られたスキーヤーの自己主張の場でしかなかったけど、モーグルの浸透により、中級スキーヤーが挑戦しはじめ賑わいだした。しかし急斜面でのモーグル技術習得は相変わらず難しい。つまりスキー技術の習得のプロセスと同じく、緩い斜度から徐々に急傾斜に移行して技術をマスターしていくことが理想というわけである。
●コースの縦断はウェーブは前記の通り、しかし横断アンジュレーションがないことは、雪のようにコブを利用して曲がることはできない。ということは基本的なモーグルのためのスキー操作=カービングターンを追求できることとなる。このカービングターンがオフに練習できる優れもの。
◆コース素材:リンクロンスノーマット(超高分子ポリエチレン)
●今までは亀の子形のブラシや一面に引き詰めた堅いマットが一般的で、転んだら指を挟んだり、亀の子のブラシの形通りに体中に跡がついたり、油でゲトゲトになったり、滑らずブレーキがかかる感じで手強かった。この「わかすモーグルウェーブ」のマットは水や油を塗らなくてもよく滑り、さらに転んでも痛くないし(注:状況にもよる。変な転び方すると痛い)、指を挟んだりする事もなく安全性も高い。なんと言ってもモーグルのウェーブはこのマットしか今の所対応できなく、このマットが出現しないとこのモーグルウェーブはできなかった。しかし、もっともっと新素材をスキーヤーは求めているぞ。
◆設計コンセプト=190cm前後のモーグルスキーのたわみや特性に対応したコブのアンジュレーションをカービング・切れ上がり操作を想定し作成、スキーの操作性・動作・姿勢が自然に求められることポイントとした。つまり雪上だとコブを利用し回転を行える反面、コブに頼りすぎると、斜度や形状雪質等が変化した場合、順応できない場合が多い。コブの裏側でしっかりと雪面をコンタクトする押脚動作で積極的なカービング・切れ上がり操作を身につける状況を設計に反映した。